2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ウツイッター

ウツ気味なのである。 asahi.com に、日本初のネット療法サイト「うつ・不安ネット」というのが紹介されていた。欧米ではかなり広まっている療法なのだそうだ。4月からの本格稼働(2月末から有料)を前に、「お試し期間」とでもいうのだろうか、いまは無料…

ツイッターもどき 16〜34

16 今朝、ネットニュースでJ.D.サリンジャーが二日前の水曜日に亡くなったのを知る。きのう、たまたまコメントに「サリンジャー」の名前を書いたばかりだった。17 ひとりの小説家の訃報に接し目頭が熱くなったのは、これが初めてである。18 Disappear ─ 姿を…

ツイッターもどき 1〜15

1 まるでローソクを灯して走っているようなバイクに乗り、2日前の晩、近くの寺まで出かけた。 情けないが、後ろからつぎつぎとやってくる車やバイクの明かりを頼りに、目的地までなんとかたどりついた。 2 さっそく、今日、修理屋にきてもらった。 ライト…

介護ダイアリー 4  ダイエット 

けっきょく、乳母車も“改造車イス”もチェリーには合わなかった。というよりも、そもそもこのデコボコの土地ではキャタピラーでもつけないかぎり使えない、といったほうが正確かもしれない。 車輪が穴にはまってしまうし、1m近い段差があちこちにあるから転…

なんでだろ?

昨年末から本格的な雨季に入った。 雨の日がつづくので庭の芝や雑草、それに庭木の繁殖に勢いが増す。放っておけばまたたく間に“ジャングル化”してしまう。 で、今朝はめずらしく気分がよかったので、やたらニョキニョキと枝を伸ばしているブーゲンビリアと…

介護ダイアリー 3  トイレ 

昨夜から降りはじめた雨が明け方には激しさを増し、やかましいことに雷まで鳴り響きはじめたので、とうとう眠っていられなくなった。 目覚めるとすぐに気になったことがある。 「こんな雨のときにはチェリーの“トイレ”はどうしたらいいだろう?」 いつもは、…

『熱帯の旅人』を読みなおす 4

2度目のバリ滞在がはじまると同時に、マックフィーはウブッドのサヤンに家を建てる。いま、ホテル“Sayan Terrace” のある場所だ。 「目星をつけた土地は、村外れにある墓地の横のそそりたった崖の上にあった。はるか下方に川が流れ、対岸には階段状の棚田が…

『熱帯の旅人』を読みなおす 3  

「ニョマン・カレールの率いるレゴン舞踊団は、週に数晩、道の反対側にある村の創始者を祀る寺院で練習を行う。… 夕方になると彼らは家の脇を流れる小川で水浴をしてここに集まる。… 練習が始まると、太鼓が荒々しく鳴り響き、そこに鈴のような音色が上へ下…

『熱帯の旅人』を読みなおす 2  

マックフィーは「恋」をしていた。はじめはバリの音楽に、やがてバリの少年たちにも。 妻のジェーン・ベロは、そういう夫を好んで受け入れていた。 図式的にいえば、この本の通奏低音となる要素はうえに書いた3点だ。 マックフィーのバリ音楽への愛情は、か…

『熱帯の旅人』を読みなおす 1  絶版本書評第一弾

最近はガムラン公演を聴く機会がほとんどなくなった。 昨年4月に、プリアタンで新しい公演プロジェクトのお披露目があったが、それ以来、どの公演にも足をはこんでいない。 この新プロジェクトはグヌン・サリとティルタ・サリのコラボレーションという“豪華…

介護ダイアリー 2 乳母車

昨日、ウブッドにお住まいのTさん宅にうかがって乳母車を頂いてきた。Tさんの下のお子さんがまだ赤ちゃんのときに使っていたもので、従姉妹の「お下がり」だったそうだ。新宿区が、たぶん少子化対策のひとつとしてなのだろう、無料で配った乳母車だという。 …

介護ダイアリー 1 車いす

暮れにいよいよ、チェリーのための車いすの製作に着手した。 下半身がまったく動かず、前肢だけをつかって這う状態になってしまったのは、先月20日ごろからだ。その後、医者で診察して「骨髄繊維症」あるいは「骨肉腫」の疑いがある、と診断をうけた。 半身…