満月 満月を見ようと庭にでてみると、雲がかかっているから一枚そろりと剥がしてみた。 それからまた一枚と、つぎつぎと剥がしているうちに、体じゅうが白い雲に覆われふわふわと空を漂いはじめた。「行きたいところはあるのか」 突然、雲のむこうから声がし…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。